共愛学園高等学校
自分発見ができる子どもたちを見守ります
自分発見ができる子どもたちを見守ります

共愛学園中学校通信 No.11 発行(教頭)

文章 中学教頭 阿部 智

~収穫感謝礼拝11月22日(水)から~
 11月22日(水)、藤岡市にある日本基督教団緑野教会牧師、藤田基道先生をお迎えして「収穫感謝礼拝」を守りました。「愛は命」と題して、収穫感謝祭に関するルーツのお話を伺いました。1620年、信仰の自由を求めてヨーロッパから102名の清教徒がメイフラワー号に乗って新大陸(アメリカ)に渡りました。その102名(男性78、女性24)の内、渡った年の冬を越せたのは半分の51名でした。また生き残った51名の内21名は16才以下の若者でした。一方、先住民とヨーロッパ人との間では15世紀以降からヨーロッパ人による侵略の歴史もありました。しかし、彼らは先住民(ワンパノアグ族)と共存する条約を結んだのです。また、神様は先住民の中に英語を話せる者(名はスクワント)を用意されていました。清教徒達は聖書の教えにある互いに受け入れ合う愛を実践して、互いの命を守ったのです。清教徒達は先住民からかぼちゃ(アメリカを代表する作物の一つ)の育て方や猟の仕方やアメリカ大陸の自然の仕組みを教わりました。七面鳥を食べる習慣も生まれました。1621年、日付は定かではありませんが、清教徒達と先住民は共に食卓を囲み、作物の収穫の感謝を神に奉げ、質素ながらも平和で喜びに満ちた時間を共に過ごしました。これが感謝祭の起源です。そこには平和と喜びがありました。今、どの国もまたどの人々も、この感謝祭の最初の出来事に注目して欲しいと思います。

~中学校委員会新役員が決まる~
 11月9日の中学校委員会立会演説会並びに全校生徒による選挙の結果、次の役員の皆さんが決まりました。共愛中学校のため、みんなのため、また自分のためにも励んで欲しいと思います。私達も協力、応援しましょう。
○会長 齋藤乃愛2b  ○副会長 根岸将大2a 中澤麗奈2b
○書記 高橋朗磨1a 長谷川実咲1a ○会計 松田樹里1b 逆井侑奈1c
○総務 田辺創太郎1b 金子莉子1c

「共愛中学カレンダー2018」好評発売中! 中学職員室(教頭まで)500円。

表紙 春山奈緒3a  1月:山﨑 光太郎3b
2月:市川藍里3b  3月:上田耀3b 
4月:川島穂野香3a 5月:バトラー恵3a
6月:吉田有佐3b  7月: 菜奈香3a
8月:布瀨川桃子3b 9月:入澤英貴3a
10月:坂本梨紗3b 11月:関麻衣香3a
12月:田村さくら3b

~共愛生の活躍~ 
第49回群馬県フィギュアスケート選手権大会 Cクラス女子第1位  山根稀2a
平成29年度関東連主催第11回群馬県中学生弓道大会 女子第3位  宮内祥帆1c

これからの予定(必ず確認しましょう)
   12月 6日(水)~8日(金)中3三者面談
7日(木)中2学年5h:高校コース説明 6h:ハワイ修学旅行説明
       9日(土)第一回中学校入試 校内立ち入り禁止
      11日(月)中学午前放課 午後入試判定会議 
13日(水)中3推薦会議
      15日(金)中3月例テスト(1~5h)
      16日(土)市民クリスマス 16:00~
      17日(日)※演劇部自主公演 14:00~ 於:小ホール
      18日(月)1hクリスマス特別礼拝 キリスト教教育週間~22日まで
     21日(木)午前土曜時間 5h:土2 6h:学園クリスマス練習
     22日(金)終業式 学園クリスマス 教頭面談  
 
     23日(土)~1月5日(金)冬休み
   1月 6日(土)始業式・高校入試準備
      7日(日)高校推薦入試
      8日(月)高校学特入試  成人の日  
    
      9日(火)家庭学習  
                  
     10日(水)中3月例テスト/中1.中2実力テスト(1~5h) 6h通常授業 
 
※演劇部自主公演~練習劇「あはれ!名作くん」・自主制作台本「きせきの呪い」」について
自主制作台本「きせきの呪い」は、部長を中心に、部員みんなで脚本作り、演出をしました。今回は朗読劇の形でお送りします。中学1年生5名、中学2年生5名という少ない人数ですが、みんなで協力して頑張りました。ぜひ練習の成果を見に来てください。                 部長 松島萌杏2c  
   

~ツリー点灯式11/28(火)から~
 11月28日(火)今年は穏やかとなった夕刻、野外ステージにおいて毎年恒例のクリスマスツリー点灯式が行われました。西暦はキリスト暦ですので、今年は2017回目のクリスマスとなります。今年のツリー点灯式での奨励は原田先生で、ヨハネによる福音書1章1~5節から「一つの輝き」と題してお話を伺いました。また参加者全員で、私達も神の愛の光を、差別や貧困やまた紛争の耐えないこの世界に灯しましょうと祈りを捧げました。世界中の人々が平和で平安なクリスマスを迎えられるようにお祈りします。  
 
       

「赤ちゃんから学ぶいのちの授業11/17日(金)~井上昭子先生」から

 11月17日(金)の5h、6hは井上昭子先生による「中学3年生対象性講話」が行われました。5時間目
は学寮の2階で赤ちゃんふれあい体験と妊婦体験をしました。妊婦体験では4キロの水の入った袋をお腹に
抱えてシャツをたたんだり、階段の上り下りなど妊婦の実際の生活を疑似体験してみました。男子も挑戦
してみました。また、水の中には赤ちゃんに見立てた卵も入れてありました。6時間目は井上先生による講
話でした。初めに現在妊娠10ヶ月目を迎えている大瀧さん(2年前に赤ちゃん体験の時にも上のお子さんを
連れてこられました)が妊婦としての日常生活の不自由さなどをお話して下さいました。さて、中学3年生
になると子どもを産める体になります。しかし、心の成長や社会的責任が伴っていない10代の性行為は危
険があります。近年、性感染症の問題が日本の若い人々に増えていると話されていました。さらに女性の場
合には感染症に伴う不妊症などが心配されます。正しい知識とそれぞれの人生設計の中に性があることを教
えて頂きました。

~まえばし学校フェスタ2017~
 11月18日、19日と前橋プラザ元気21で今年もまえばし学校フェスタが開催されました。共愛学園は展示部門で3年生の共愛中学カレンダー画13作品と2年生のステンドグラス4作品(沼辺桃佳2a、馬場ほのか2b、角田咲季2c、田口未夢2c)が出品されました。また、海外研修コーナーでは金古愛美さん2bと渡邉優雛さん2b が学校フェスタに訪れた方々に説明をしてくれました。

~芸術鑑賞アッセンブリーから~
 11月16日のアッセンブリーは11月8日に行われた落語家、桂夏丸さんによる芸術鑑賞に関する発表でした。

  「芸術鑑賞を通して」                      笹川頼人2年b組
11月18日の5,6時間目に芸術鑑賞がありました。お来し下さったのは桂夏丸さんでした。自己紹介の時に、あの落語会でも有名な歌丸師匠と関係があると思いました。最初は落語の地位について教えて下さいました。初めて師匠と弟子がいることを学びました。そして、その一つ一つの地位によって、することが違うことが分かりました。一番下は前座で、毎朝師匠の家の掃除をしたり、着物をたたんだり、まるでお坊さんのように忙しい毎日を過ごしていることが分かりました。その修行を4年くらい続けて、師匠のお茶のお湯加減だったり、着物のたたみ方だったり、しかもそれが五百通り以上あるなんて、とてもびっくりしました。その次に、扇子と手ぬぐいの使い方を教えてもらった。扇子は、はしや筆など様々な形で使われている。次にてぬぐい。てぬぐいは本や紙などを表現する時に使われている。最初はただの手ぬぐいと扇子だけだと思っていたが、他のことで利用されているのが分かった。次に落語の歴史を教えてもらった。最初は小話だけだった。それが段々と進化して行って、今の落語があると言う。その小話がとても面白かった。ダジャレで人を笑わすなど思ってもいなかった。落語って言うのは、ただ面白いことをして人を笑わせることだけだと思っていた。でも、人の心が温まることを夏丸さんから教わった。最初は、落語と聞いた時に興味がないだけであった。でもこうして、地位や落語で使う小道具、歴史などから教えてもらうと、よりいっそう落語が楽しくなると思いました。そして、落語の見方が変わってきたかなと思います。僕は、毎週日曜日に笑点を見ていますが、それがとても楽しみです。

 「落語家さんは努力の結晶」                       羽山てれさ3年a組
 芸術鑑賞で、桂夏丸さんに来て頂きました。私は、落語と言うと笑点というイメージしかなく、一人の落語家さんが話しているところは、見たことがありませんでした。しかし、今回の夏丸さんのお話で自分の落語のイメージが変わりました。夏丸さんのお話によると、よく見る落語家さんは真打という階級だそうです。その下に、二つ目、そして前座があり、最初の前座が4年間。そして二つ目が十年間あるそうです。夏丸さんは二つ目で、来年5月におめでたいことに真打になるのだそうです。私は、落語家さんは長い年月をかけて、真打になれるのだと聞いて、思い出したことがありました。それは、前にテレビで見た「赤めだか」というドラマです。ある落語家さんの前座の様子をドラマにしてあります。夏丸さんが話して下さる前座の修行は。そのドラマと重なる部分がありました。前座の人は落語よりも、自分の師匠の家の掃除や洗濯、落語をする会場の寄席のお手伝いなどをすることが主な仕事です。私はなんとなく想像出来ましたが、それでも大変な仕事です。落語家さんのたくさんの努力に目を見張ります。夏丸さんも、そんな努力の末に立派な落語家さんになったのではないかと思いました。最後に、夏丸さんが「つる」と言う落語をしてくださいました。私がその時注目したのは、夏丸さんのたくさんの動作です。ただ話すだけではなく、手ぬぐいや扇子を使います。私は、少しのものでも多くのことが表現出来ることは、素晴らしいことなんだなと思いました。私は、今回の落語を通して、落語家さんはたくさんの努力があるからこそ、表現力豊かにお話しされるのだと感じました。努力は必ず報われるとよく言いますが、その言葉の意味を少し深く感じた気がしました。

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