共愛学園高等学校
自分発見ができる子どもたちを見守ります
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2021年度 共愛学園中学校通信 No,05

2021年度 共愛学園中学校通信 NO・5       
                                   2021年7月14日     
文章 中学教頭 阿部 智
信仰・希望・愛~コリントの信徒への手紙第一13章13節から
 7月7日の礼拝で紹介しましたが、共愛学園がセーラー服を制服と規定したのは1933年のことです。同盟校
である大阪プール学院との交流を通して、プール学院のセーラー服を手本としたのです。しかし、友達になったそのプール学院の生徒さん達は、翌年の室戸台風による校舎倒壊により亡くなってしまいました。こうした悲しみの過去、また戦争中を通しても両校は制服を守りました。共愛のセーラー服のコンセプトは上記の聖書です。白いカラーは「信仰」を、男子の青いワイシャツは「希望」を、えんじ色・赤いネクタイは「愛」を表します。
みなさんには、こうした歴史のある制服であることを忘れないでプライドを持って制服を着てほしいと思います。
~これからの予定~ 必ず確認しましょう
 7月20日(火) 終業式  ※教頭面談   夏季休業7/21(水)~8/31(水)  
   21日(水)      ※教頭面談
   22日(木) 海の日    
   23日(金) スポーツの日
   26日(月)~30日(金) 三者面談
   31日(土) 第1回中学オープンスクール 14:00~
 8月 3日(火)~5日(木) 基礎力養成講座
    9日(月) 山の日振替休日
10日(火) 登校日 Gセミナー  
   12日(木)~17(火)学校閉鎖
   28日(土) 第2回中学オープンスクール 10:00~
 9月 1日(水) 始業式
    2日(木) 中1中2:実力テスト/5,6h通常授業 中3:月例テスト/6h通常授業

共愛中生の活躍
第43回少年の主張前橋大会  努力賞:若林 佳奈3c
第67回全日本通信陸上大会群馬県予選 1年男子100m 第8位 竹内 晄功1a
前橋市夏季中体連
体操女子団体第3位:新井 優月3c カスティリヨ ソフィヤ2c 長谷川 紗也2b 星野 郁1c→県大会出場
剣道女子個人戦  優勝:設楽 和乃花3b 第3位:関口 彩芽1c→県大会出場
陸上競技 1年男子100m優勝:竹内 晄功1a 1年男子幅跳び優勝:竹内 晄功1a
1年女子100m第8位:吉崎 亜子a 1年女子幅跳び第7位:小谷野 美徠1a
      3年女子走り幅跳び第8位:湯澤ひな3c
 バドミントン  女子シングルス 準優勝:斎藤 花怜1c 第3位:伊藤 はな2a→県大会出場
~今後の予定~
17日(土) 前橋市夏季中体連水泳大会  於:敷島公園水泳場 
      県中体連体操競技大会    於:ALSOKぐんまアリーナ
25日(日) 空手   ※ 群馬県中学校空手道選手権大会 於:群馬武道館
8月 1日(日) 吹奏楽  ※第63回群馬県吹奏楽コンクール「高等学校B」の部に出場   
18日(水) 弓道   ※第31回関東中学生弓道大会 栃木県総合運動公園

少年の主張前橋大会    
 「私たちのこれから」                        若林 佳奈 3c
 
四月から教科書が新しくなり、評価の仕方も変わると話がありました。来年は高校生になりますが、新しい教科ができるそうです。また大学入試も変わります。このような大きな変革があり、社会は中学生の私たちに何を求めているのだろうと考えてみました。それは、戦争がない世界であること・誰もが住みやすい世界にすること・差別をつくらないこと・何かに対しての発言する力・何かを生み出す力を求めていると思います。
 戦争をして大切な人や物を失った出来事を私達日本人は無駄にしてはいけないと思います。そして、二度と繰り返さないこと・起こさないことを平和学習などで学んできました。
生活も衛生的・便利に生活の質を上げてきていて、住みやすくなっています。私の住んでいる地域は比較的外国人が多く同級生にもいて、違和感なくすごしていたので皮膚の色や言葉宗教などの違いも気にしないでいます。授業も聞いているだけでなく考えて発言したり表現したりする機会が増えてきました。ほかの意見も聞いて、違いや共感することもできるようになってきました。
 しかし先日youtubeのある動画を見てから、自分の考えは私が住んでいる日本だけをみていたものだと思いました。それはシリア内戦の中、空爆があったら親子して声を出して笑う動画でした。私の住んでいる地域には陸上自衛隊があります。射撃や戦車の訓練がある時は地域の回覧板でお知らせがきます。すると外では「ドーン」「パラパラパラパラ」と銃撃の音が聞こえます。家の上を飛ぶヘリも大きな音とともに家もガタガタと揺れます。オスプレイが来た時も家の前まで迫ってきて旋回していきました。この環境には、慣れています。でもそれは自分には被害が来ないから、または、安全だからと安心しているからだと思います。でも、この動画の親子は安全ではないのに安心できないのに親子で顔を見合わせて笑っているのです。今は通り過ぎても次は当たるかもしれない、そしたら命は終わる。死んでしまうかもしれないのに。SNSを使えるほど便利で豊かな生活をしているのに、頭上には実弾が降ってくる。戦争をしてもプラスになることは何も残らないのに。便利で豊かであれば、平和に近づいていくと思っていたけれど、違うみたいです。
 コロナができてから世界の動きと日本を比べることも増えてきました。世界中がコロナという見えない敵と闘うようになって、人と人が争っている場合にはないと思います。でも、今も世界中のどこかで争いは起こっています。
 SDGsを沢山見聞きします。「持続可能な開発」という意見で全部で17の目標があり、2020年までの目標として定めたそうです。この動画から目標16平和と公正をすべての人に、目標10人や国の不平等をなくそうが当てはまると思います。2030年まであと9年です。その時、私は23歳です。23歳ならば社会の一員として生活をしている年齢になっています。だから、今の中学生の私達に社会は、日本と世界のこと、地球のことを考え、今の社会を変える事ができる人になってもらいたい、社会にいる人たちはそう願っていると思います。
 しかし、どうしたらいいのだろうと考えてはみるけれどなかなか思いつきません。地図を見ながら各国の生活・文化・言語・宗教・気候を考えていくとまるで社会の授業のようです。色々な方向から知ることが大切だと思いました。
 小さな問題でも、被害を受けた人にとっては重大な問題なのです。「自分は平気だから大丈夫」ではなく、自分以外の人たちはどう思うのか。先のことを考えて行動することは、これからの地球にとって大切なことだということを忘れてはいけない。そして、そのことを次の世代に繋げていけるようになりたい。その大切なことを忘れずにこれからの未来を過ごしていきたいと思います。

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