共愛学園高等学校
自分発見ができる子どもたちを見守ります
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【2023年度 キャリア教育③ 「なくなる職業?」】

本日、第3回となる中2のキャリア教育が行われました。

今回のテーマは「なくなる職業」です。

コロナ禍の影響もあるかと思いますが、様々な面で、自動化、機械化されているものを生徒自身も感じていたようで、「身近なところにある自動化、機械化されたもの」を問うと、様々な回答を出してくれました。

 

本日の授業のメインは、オックスフォード大学マイケル・オズボーン教授の論文「雇用の未来」を基にしたコンセンサスゲームでした。

※テーマに対してグループで話し合い、全員で一つの合意(コンセンサス)に至ることを目指すゲームです。

 

10種類の職業を「将来なくなる順」を予想して並び替えました。まずは個人で考え、その後、グループで意見交換をしました。

それぞれの職業の特性を踏まえ、真剣に考える様子が多く見られました。自分の考えに根拠を持って、考えを深めることができたように思います。

 

「機械にできることなら人間でなくても良い。」

「今の技術なら機械ですることは実現可能である。」

などのように機械で、できるかどうかという意見もあれば、

 

「この仕事を機械にされるのは嬉しくないな。」

「人間味を求められるものは機械にはできないのではないか。」

人間だからこそできるのではないかという、職業の特性や、人間らしさが求められる仕事内容があることにも着目するグループもあり、個人だけで考えた意見とグループで共有して意見が全然違うことに気付ける場面も見られました。

 

 

グループで意見をまとめた後は、実際のオズボーン教授の論文と照らし合わせました。オズボーン教授の考えに「近い」意見かどうかを確認しましたが、比較的多くのグループでかなり近い結果を出してくれました。

 

変化の大きい時代だからこそ、「どんな社会になっても、ビジョンを持って前向きに人生を楽しめる力をつけること」という到達目標に辿り着くために必要な視点やものの考え方を1つでも多く身につけていってほしいです。

 

次回は、今回考えた内容をさらに深めて、このテーマと向き合っていくことを予定しています。

 

〈活動の様子〉

 

 

 

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