共愛学園高等学校
自分発見ができる子どもたちを見守ります
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2022年度 共愛学園中学校通信 No,7

2022年度 共愛学園中学校通信 NO・7               2022年7月15日     
文章 中学教頭 阿部 智
制服に誇りを持ちましょう! 信仰・希望・愛(コリントの信徒への手紙第一13章13節から)
 共愛学園がセーラー服を制服と規定したのは1933年のことです。同盟校である大阪プール学院との交流を通して、プール学院のセーラー服を手本としました。しかし、友達になったそのプール学院の生徒さん達は、翌年の室戸台風による校舎倒壊の被害により亡くなってしまいました。こうした悲しみの出来事や戦争の時代を通しても両校は制服を守りました。共愛のセーラー服のコンセプトは上記の聖書です。白いカラーは「信仰」を、男子の青いワイシャツは「希望」を、えんじ色・赤いネクタイは「愛」を表します。みなさんには、こうした歴史のある制服であることを忘れないでプライドを持って制服を着てほしいと思います。
~これからの予定~ 必ず確認しましょう
 7月20日(水)  終業式  ※教頭面談   夏季休業7/21(金)~8/31(水)  
   21日(木)      ※教頭面談
   25日(月)~29日(金) 三者面談 ※25日(月)教頭面談
   30日(土) 第1回中学オープンスクール 14:00~
 8月 2日(火)~4日(木) 基礎力養成講座
    6日(土) 第2回中学オープンスクール 14:00~
10日(水) 登校日 Gセミナー  
11日(木) 山の日
   12日(金)~17(水)学校閉鎖
 9月 1日(木) 始業式  第50回校内スピーチコンテスト
    2日(金) 中1中2:実力テスト/5,6h通常授業 中3:月例テスト/6h通常授業
    8日(木) 5h土曜1h授業、6h金曜日6h授業
    9日(金) 6h:第50回校内レシテーションコンテスト

共愛中生の活躍
第68回全日本通信陸上大会群馬県予選 2年男子100m 第4位 竹内 晄功2a
群馬県春季中体連 水泳 女子200m平泳ぎ第5位 松原幸希2b
群馬県春季新人水泳競技大会 一般女子50m背泳ぎ第1位、100m背泳ぎ第5位 狩野翼1c
前橋市夏季中体連
体操女子団体第3位:木村玲夏・須藤妃乃・星野郁・星野妃鞠2a, 遠藤瑠莉2b,長谷川紗也3b→県大会出場
剣道女子団体戦優勝: 関口彩芽2a,猪岡千尋1a,松原さち・大和莉子1b,設楽心暖1c→県大会出場
個人戦優勝:関口彩芽2a 第3位:猪岡千尋1a,入賞:松原さち1b、設楽心暖1c→県大会出場
スポーツエアロビック 第13回全国登録クラブエアロビック選手権大会ティーンズ女子部門第3位
2022静岡オープンティーンズ女子部門第3位        佐々木叶夢2c
テニス 群馬県中学生テニス選手権大会女子ダブルス第3位:平田千夏3a、高澤雛李3c
    ATF須玉国際ジュニアテニストーナメント男子ダブルス第3位  亦野匠1c
    JAPAN須玉国際ジュニアテニストーナメント男子ダブルス第3位 亦野匠1c
~これからの大会~
弓道 8月 8日(月)9日(火) 全国中学生弓道大会/JOCジュニアオリンピックカップ大会 
15日(月) 関東中学生弓道大会 於:東京武道館
27日(土) 群馬県夏季小中学生弓道大会 於:あずま弓道場

前橋市少年の主張から
「記事と写真の調和から訴えてくるもの」
                本 悠記2a
 私のルーティーンの一つは、新聞を読むことである。早起きすれば、私が郵便受けに新聞を取りに行き、朝食前に読みふける。新聞は自分の知らない情報が詰まっているから面白く、ついつい夢中になってしまう。なぜ夢中になるのか考えてみると、読みたくなるような記事と、その世界に引きこまれるような写真があるからだと思う。家族で読んでいるのは地元紙で、父が読む他社の新聞、それとこの春から読むようになった子供用の英字新聞の三つが家にある。新聞を読み比べてみると、より興味深い。それは、同じ出来事であっても、受け取る印象が違ってくるからである。
 新聞を読み比べるようになってから、気になったことがある。それは、記事と写真が必ずしもマッチしないのではないかという点である。それを考えるきっかけとなったのが、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻である。私が目にする新聞では、建物が爆撃の被害を受けた写真を多く見たが、記事には毎日人的被害の様子が書かれていた。一般市民が多く避難している避難所、子供や妊婦がいる産科病院、そして誰かの家やマンションに空爆がくり返される。毎日どれだけたくさんの命が奪われているのか、文章を読むだけで心が苦しくなった。記事は悲惨な状況を訴えてくる。ただ、写真は記事に比べるとピンとこない感じがした。ウクライナの人には申し訳ないのだが、壊れた建物の写真を見ても遠く離れた国のことのように思っていた自分がいたのである。
 新聞やテレビの報道で毎日ウクライナのことに関心を寄せ続けるのが日常となった。ウクライナのニュースに悪い意味で慣れてきた頃、そんな自分を大きく変える衝撃的なことがあった。それは、アメリカの某新聞社に掲載されていた一枚の写真であった。それは、ウクライナで避難をしていた家族が爆撃に遭い、道路で倒れ、なくなっている写真である。顔や手から流血している人もいれば、私より小さい子供も倒れていた。この写真を見るまで、毎日たくさんのウクライナ人が犠牲になっていることは分かってはいたが、どこまで深刻なのか、理解していなかったのかもしれない。ウクライナの人たちは、一秒後、一分後、一日後の命の保証がなく、常に恐怖と不安を相手に戦っている。国外へ逃げられたとしても、もう戻るべき元の日常はない。そう考えると、ロシアに対し、はらわたが煮えくり返る想いと何もできない自分の力のなさを痛感した。この一枚の写真が私の心を大きく揺さぶったのである。
 自分が今まで読んできた日本の新聞では、人的被害の写真は目にしたことがない。人的被害があった場合、全てとは言わないが、ある程度は掲載した方が良いと思う。なぜなら、その出来事を自分のことのように感じとるきっかけになるからである。実際、自分はそれでウクライナの現状をもっと知りたいと思ったし、どうしたら平和を取り戻せるのか、考えるようになった。ただ、あまりにも刺激的な写真を見てしまうと、頭から離れようにも離れられなくなってしまう。まるでトゲが刺さったような、写真を思い出すたびに心がチクチク痛む気持ちになった。だが痛みを受け入れる覚悟で真実を見なければ、「何とかしたい。」という気持ちをもつ人が増えないのではないだろうか。
 学校の授業でこういう言葉を習った。「愛の反対は無関心」これはマザー・テレサの有名な言葉である。現在はあまり日本の報道で取り上げられていないアフガニスタンの紛争や、ミャンマーのクーデターに、無関心になりつつある自分に気付いた。世界中では、すでに無関心となっている紛争がたくさんある。その人的被害を記事、そして写真からも知ろうとする努力が重要だと強く感じた。自分は戦地に行って、争いを止めることもできなければ、地雷を取り除くこともできない、ただ残酷な現状から目をそらさず、関心を持ち続ける人が増えたら、何かが変わり、平和への礎を築くことができるのではないかと思うようになった。

~中学アッセンブリーから~
 7月12日(火)のアッセンブリーでは、6月3日に実施した中1、中2キャンプの感想文発表があり、またバトラー先生が編集したキャンプビデオを鑑賞しました。
                                         三橋 征治1a
 僕は、日帰りキャンプに行って、協力ということを学ぶことが出来ました。また、クラスの優しさというものを改めて感じました。
 一つ目に学んだことは、協力ということについてです。僕は、a組がウォ―ルへの最初に挑戦するクラスと言うことで不安がたくさんありました。どう登れば良いのかわからず、とても心配でした。しかし、皆で協力して
意見を出して行くうちに登り方もわかり、少し不安もなくなりました。でも、その後にさらなるかべが出てきました。それは、僕が一番最初に壁をのぼると言うことです。僕は、怖くて仕方なかったです。まだ、誰も登っていないし、本当にこの方法で大丈夫なのかと思いました。そんな中、一番最初に登ることが出来たのです。登っている最中はやはり怖かったですが、登りきることが出来ました。それは、自分の力だけではありません。足を支えてくれたり、応援してくれたクラスみんなのおかげです。一人よりクラスでいると本当に心強いし、笑いあえたりするし、クラスの存在は最高なのだなと思いました。僕は、優しい仲間のいるクラスが好きです。
 二つ目に学んだことは、クラスの優しさについてです。皆がそれぞれ壁を登っているときに、全力で仲間を応援するクラスの姿に嬉しくなり、とてつもない優しさを覚えました。何があっても怒らないところ、怒るより励まし合うことが出来るのは、共愛学園ならではと思いました。
 クラスの協力については、今回の行事だけではなく、これからも大切したいです。これからクラスはどんどん良くなっていくと思います。ありがとうございました。

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